細金恒希さんに学んだ、器の豊かさ

こんにちは、堺実紀です(^^)
先日ご飯を食べに行ってきたのですが、
今までと違った豊かさを感じる機会がありました。

それは「器」の素晴らしさを感じられたことです✨

…なんていうと、すごく高尚な趣味を持っているように
感じられてしまうこともあるのですが、全くそんなことはなく。笑

私は普段、コンビニでシールを集めたら
もらえるお皿でご飯を食べているタイプ
でした😂!笑

そんな私が感じた、
新しいことを知ることで増える人生の豊かさ。
今日はそんな話をしたいと思います。

「喰善 あべ」さんでの出会い

先日訪れたお店さんは「喰善 あべ」さん。

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食べログ4.13
2019 Bronze受賞の名店です(^^)

「喰善あべ」(しょくぜんあべ)は、2013年11月16日に銀座5丁目へ開店した日本料理店です。
京都の農家さんが丹精こめて作ったお野菜、炭火で焼きあげた肴、おくどさんで炊き上げたご飯、などを皆様にお楽しみ頂ければ幸いです。
引用元:http://syokuzen-abe.jp/

京都の食材を贅沢に使用した絶品料理の数々。
特に驚きだったのはご飯のバリエーションでした。

炊きたてのふかふかのご飯で
じゃこご飯・卵かけご飯・いくらご飯
いただけるという贅沢な時間!
お米好きの私にはたまらない瞬間でした✨

そして、こんな素敵なお店で出会ったのが本題の「」なんです。

特異な柄があるわけでもない、珍しい形状というわけでもない。
ただただ、その佇まいに、一瞬息を呑みました。

あぁ、これは美しい。

理屈抜きに本能でそう感じました。

お料理の淡い色合いに馴染む自然な風合い。
真ん中にちょこんと座るシソの花が何とも可愛らしくて。

器、お料理、お花がそれぞれの良さを引き立てていました。

私は思わず、お店の方に
この器、凄く良いですね」とこぼしました。

すると、お店の方がにこやかに教えてくれました。

「これは唐津焼なんです。藤ノ木土平の作品ですよ。」

唐津焼 藤ノ木土平さんとは

実は器には全然詳しくない私。
藤ノ木さんのことも恥ずかしながら全く知りませんでした。

そこで藤ノ木さんについて検索!

藤ノ木土平
昭和24年新潟県中魚沼郡中里村生まれ。本名民義。新潟県の高校を卒業後、上京。専門学校や民間絵画研究所で油絵を学ぶ。50年から3年間、唐津焼の大橋裕氏に師事。その後、岐阜県の加藤芳右エ門氏のもとで織部焼を学ぶ。55年、現在地に土平窯を開き、「○△□シリーズ」や「飛翔シリーズ」など新しい感覚の唐津焼作りに挑む。
引用元:https://www.umakato.jp/waza/artist/artist52.html

「唐津焼の飾らない自然な造形に心が安らぐ。」と話す藤ノ木さん。
まさに私がお店で感じた印象そのものでした。

特段珍しいわけでなく、自然で馴染みの良い心地よさ
それは唐津焼の良さだったんです。

高校を卒業後、油絵を学んでいた藤ノ木さん。
25歳ごろに洋画のスランプで気分転換に出かけた旅行がきっかけで器の道に進まれています。

藤ノ木さんは、土の個性を生かすことをとても大切にしています。
そう聞くと、あの「良い」と感じた器の自然な風合いにも頷けます。

器から始まる会話

あべさんで「この器、凄く良いですね」と私が端を発したことをきっかけに会話が始まりました。

・これは藤ノ木さんという方が作られた器だということ。
・他にもいくつか藤ノ木さんの作品がお店にあるということ。
・器は売りに来てくれる人がいて、お店で並べて吟味しているのだということ。

器が、私とあべさんを繋げてくれたのです。

お店の棚から藤ノ木さんの他の作品を取り出し見せてくれるお店さん。
そこには、また違った藤ノ木さんの表情がありました。

左のなんかは牡蠣がすごく合いそうだけど、どうなんだろう。
器初心者の私は、まだそこまでは言えず😅笑

ただ、藤ノ木さんのルーツが油絵にあると知ると、
この器にもそのルーツを感じ取ることができます。

器一枚に、一人の造り手がいて、
その造り手が歩んできた人生がある。

それが形になって現れているのが器なのだと、一枚に感じる重みが変わります。
ものづくりの素晴らしさを感じました。

そして、その「器」を通じて始まる会話。
共に良いと思ったものを双方の間に置いて交わす会話が
盛り上がらないわけがない😬!

そんなことを言いながら、最近まで今までご飯を食べに行っても
料理の美味しさしか口にできなかった私。

お店の方と器の話ができることは、私にとって当たり前ではなかったのです。
私が器に興味を持ち始めたのはキッカケがあったからでした。

私が器に興味をもったキッカケ

私が器に興味を持ったのは、紛れもなく細金恒希さんの影響。

細金恒希
1981年茨城県高萩市生まれ。明治大学法学部卒業。
20歳で、大学を休学して世界一周旅行に出かける。
23歳で、新卒採用コンサルティング会社を設立し、現在は5社を経営。
引用元:http://koki-hosogane.com/profile.html

私が師と仰いでいる細金さんは
数々の事業に携わられている経営者の方ですが、
白金台こばやし」という割烹料理屋のオーナーでもあられます。

白金台こばやしの食べログ

飲食店を経営するほど、食が大好きな細金さん。
彼の器に対するこだわりに触れているうちに、
私も次第に器に興味を持ち始めました。

最初は良い器を見せていただいても
お、おう・・・。これが良い器なのか・・・!汗
というかんじでした😭笑

人間国宝の作品を見ても分からない未熟な私😨

そんな私にも、細金さんは良い物に触れさせ続けてくれました。

器は料理の着物なんだよ。

その言葉を初めて聞いた時、まだピンと来ていませんでした。
なにせ、私はコンビニでシールを集めたらもらえるお皿で
ご飯を食べていた
人間です・・・😂笑笑

それが、あべさんで藤ノ木さんの器に出会った時に
ビビっと来たのです。
じんわり、と言うのかもしれません。

器に包まれるお料理が一段と美味しそうに見え、
箸で崩すのが少しもったいなくも感じる瞬間。

華美すぎない美しい和服を着ている女性のようなイメージが浮かびました。
これが「器は料理の着物」なんだなと。

新しいことを知ることの豊かさ

コンビニでもらえるお皿でも十分ご飯は美味しいし、
食器を洗うときに気を使わなくて良いし楽。

器が変わったって料理そのものの味が変わるわけじゃないし
何でも胃に入れば一緒でしょ?

なんて雑なことを考えていた私。笑

「器の素晴らしさ」に分からないながら触れつづけ、
やっと最近になって本能的に「素敵だ」と感じるものに出会いました。

そうやって、もともと興味がなかったもの、よく分からないものにも
根気よく触れ合っていく

それがそのうち豊かさとなって花開くのだと感じました。

器に興味がなかった頃よりも、興味が出てきた時の方が

素敵だな、と思う機会が増え
美味しいな、と思う機会が増え
・それを話題に話せる相手が増えました。

興味を持つことに、悪いことは一つも無いです。
ただ世界が拡がり、可能性が増えるだけ✨✨

そんな世界を見せてくれた細金さんに本当に感謝しています。
私の言葉に呼応してくれたお店の方にも感謝しています。

まだコンビニのお皿は使っていますが😋笑笑
「素敵だな」と感じるものが増えることは本当に豊かだと思います。

また新しい興味をひろげていきたいなと思った瞬間でした(^^)